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原口、日本の強みは「みんなが助け合えること」。自身は「試合に飢えている」

text by 編集部 photo by Getty Images

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原口元気【写真:Getty Images】

 日本代表は28日、ロシアW杯アジア最終予選・オーストラリア代表戦に向けて練習を行った。

 この日から合流した原口元気は「フレッシュですけど、逆に試合に飢えている」と話す。移籍を目指しながら現在もヘルタ・ベルリンの一員だ。チームでの序列は下がってしまい、ブンデスリーガでは途中出場が続く。だからこそ、より長い時間ピッチに経つことを渇望している。

 オーストラリア対策でビデオを観たという原口は、ライバルについて「前に対戦した時よりもチーム力が上がっているなと感じた。よりアグレッシブになっている」と話した。それでも「まあ逆に言えば、弱点というか…」とも言う。具体的なことは明かさなかったが、思うことがあるようだった。

 今季からヘルタ・ベルリンでマシュー・レッキーとチームメイトとなった。同選手とのマッチアップの可能性について問われると、「お互いよくわかっているので、お互いにちょっとやりにくさはあるんじゃないか」と述べる。さらに「彼の良さもわかっている。癖っていうのもね、実は結構じっくり見ていたというか」とレッキーを観察していたことを明かした。

 オーストラリアに勝てば6大会連続のW杯出場が決まる。

「大きな試合になればなるほど、『俺が俺が』っていうよりも、チームのためにって選手が多い方が勝つんじゃないかと。どれだけチームのためにみんなが助け合えるかっていうのが日本の強さじゃないかと思うし」

 ヴァイッド・ハリッルホジッチ監督の期待を受け、これまでもチームのために躍動してきた原口。今回の大一番でも仲間のため、何より勝利のために全力で戦うつもりだ。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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