左足ミドルで初ゴール。衝撃的なメキシコデビュー
ホームのベラクルス戦で後半13分から登場し、左足のミドルシュートによるゴールで衝撃的なメキシコデビューを飾った本田圭佑。24日には日本代表メンバーに選ばれており、現地時間の26日に行われるティファナ戦をもって帰国できることは日本への移動時間を考えてもメリットだろう。
あとはティファナ戦でどれだけの時間プレーでき、どういったパフォーマンスを見せられるかが重要になるが、開幕3連敗から3連勝で5位に浮上した流れをさらに乗せていく活躍が期待される。気になるのはベラクルス戦で負傷交代した選手の状態だ。
左ウィングのエリック・アギーレと3トップの“偽9番”的な役割を担っているアンゲロ・サガルは欠場が確定的。メキシコ代表に選出された左インテリオール(インサイドハーフ)のエリック・グティエレスがベラクルス戦ですでに3人が交代した後に足を痛め、プレー続行が不可能となったが、状態を見ながらディエゴ・アソロンソ監督がゴーサインを出せばメンバーに入りそうだ。
ベラクルス戦ではサガルに代わって投入された本田。すぐにグティエレスが負傷でピッチから退いたため、[4-3-2]の様な形になったが、もともと予想されたインテリオールだけでなくセカンドトップ、あるいはサガルがやっている[4-3-3]の“偽9番”のポジションで起用されていく可能性も出てきた。
左右のウィングより少し下がり目にポジションを取り、相手CBとボランチの間でアクセントになる役割は時に“偽9番”とも呼ばれ、バルセロナのリオネル・メッシやローマのフランチェスコ・トッティが担ったことで有名だが、システムの最前線で相手CBを背負うよりも、左右のウィングと並列か少し下がり目でラインのマークを浮かせる状態を作る。