日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:田中伸弥】
日本サッカー協会(JFA)は24日、ロシアW杯アジア最終予選のオーストラリア戦(31日、ホーム)およびサウジアラビア戦(9月5日、アウェイ)に向けた日本代表メンバーを発表した。
6大会連続のW杯出場が懸かる重要な連戦に、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は27名を招集した。
最大の注目は、これがA代表初招集となったC大阪の杉本健勇だ。今季のJ1では14得点とゴールを量産しており、昇格組ながら2位に位置するチームの原動力となっている。最近では海外クラブも興味を示していると報じられており、スペイン2部のテネリフェ移籍が噂されていた。
また、柴崎岳は2015年10月以来1年10ヶ月ぶりの代表復帰となった。今年2月に鹿島からスペイン2部のテネリフェに移籍すると、リーグ戦4位フィニッシュに貢献。今季からスペイン1部のヘタフェに移籍し、背番号10を背負っている。
その他、パチューカでメキシコデビュー戦ゴールを決めた本田圭佑、肩の負傷から復帰した香川真司らが順当に選出されている。
招集メンバーは以下の通り。※印はA代表初招集(トレーニングキャンプ等は除く)
▼GK
川島永嗣(FCメス/フランス)
東口順昭(ガンバ大阪)
中村航輔(柏レイソル)
▼DF
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
長友佑都(インテル/イタリア)
槙野智章(浦和レッズ)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
昌子源(鹿島アントラーズ)
植田直通(鹿島アントラーズ)
三浦弦太(ガンバ大阪)
▼MF
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
山口蛍(セレッソ大阪)
井手口陽介(ガンバ大阪)
高萩洋次郎(FC東京)
小林祐希(ヘーレンフェーン/オランダ)
柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
▼FW
浅野拓磨(シュトゥットガルト/ドイツ)
久保裕也(ヘント/ベルギー)
本田圭佑(パチューカ/メキシコ)
乾貴士(エイバル/スペイン)
武藤嘉紀(マインツ/ドイツ)
原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)
杉本健勇(セレッソ大阪) ※
大迫勇也(ケルン/ドイツ)
日本代表は31日のオーストラリア戦に勝利すれば無条件でW杯出場が決まる。しかし過去のW杯予選ではオーストラリアに勝利したことがなく、昨年10月にアウェイで対戦した際は1-1の引き分けに終わっている。それだけに何としても予選初勝利を掴みたいところだ。
9月5日には予選最終節でサウジアラビアと対戦するが、オーストラリア戦で勝利できなければ、猛暑の敵地でW杯を懸けた一戦を戦うことになる。
【グループB 順位表】
1.日本(17)
2.サウジアラビア(16)
3.オーストラリア(16)
4.UAE(10)
5.イラク(5)
6.タイ(2)
※()内は8試合終了時点の勝ち点
※上位2チームがW杯出場権を獲得。3位チームはアジアプレーオフに回る。
【了】