元バイエルン・ミュンヘンのフィリップ・ラーム氏【写真:Getty Images】
昨シーズン限りで現役を引退した元ドイツ代表DFのフィリップ・ラーム氏に、ドイツ2部のザンクト・パウリが“現役復帰”のオファーを出しているようだ。独紙『ビルト』が23日付で伝えた。
ラーム氏は下部組織から22年間にわたってバイエルンに所属し、キャプテンも務めて数々のタイトルを獲得。ドイツ代表としてもワールドカップ優勝などの栄光を手に入れたが、2016/17シーズンを戦い終えたあと33歳の若さで現役を退いた。
だがそのラーム氏に、ザンクト・パウリが選手としての契約のオファーを出しているという。1年間の契約にもう1年のオプションがつく形のオファーとのことだ。同クラブのミハエル・レッティヒSD(スポーツディレクター)は「大きな移籍を実現させたい。給料は交渉可能だ」とラーム氏獲得への意欲を見せている。
引退後にはバイエルンから提示されたSD就任のオファーを断ったラーム氏だが、現時点ではザンクト・パウリからの誘いに応じることは考えていないようだ。「オファーはすごく嬉しく思うが、おそらく受けることはないだろう」というコメントも伝えられている。
ハンブルクを本拠地とするザンクト・パウリは、FW宮市亮が所属しているクラブでもある。宮市は今年6月の練習中の負傷により長期離脱を強いられているが、今月9日には2019年までの契約延長が発表された。
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