モナコのキリアン・ムバッペ【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)は、モナコに所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペをレンタルの形で獲得すべく交渉を行っているようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が22日付で伝えている。
すでにバルセロナからFWネイマールを2億2200万ユーロ(約286億円)で獲得したPSGだが、さらにムバッペの獲得にもそれに次ぐ大金をつぎ込む見通しだと報じられていた。ムバッペの移籍金はボーナスを含めて2億ユーロ(約258億円)に達する見通しだという。
だがネイマールを獲得した時点ですでに、PSGに対してはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の規定を遵守していないのではないかとの懐疑的な見方も生じていた。クラブの健全経営のため欧州サッカー連盟(UEFA)が定めた規定に沿うため、PSGはムバッペをレンタルの形で獲得することも視野に入れているようだ。
PSGはムバッペをレンタルした上で、来夏には完全移籍で獲得するという形での合意を望んでいるという。取引の一環としてブラジル代表MFルーカス・モウラがPSGからモナコに譲渡される可能性もあると伝えられている。だが現時点では、PSGとモナコは「合意とは程遠い」状況にあるとのことだ。
昨季のモナコでゴールを量産して評価を高めたムバッペだが、今季はリーグアン開幕戦に出場したあと、その後の2試合を欠場。先週には練習中にチームメートと衝突して練習場退去を命じられたとも報じられており、モナコのチーム内での立場は不安定なものとなっているようだ。
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