テロ事件の際、救助活動に駆け付けたDFリュカ・ディーニュ【写真:Getty Images】
今月17日にバルセロナのランブラス通りで起こったテロ事件の際、バルセロナ所属のDFリュカ・ディーニュが救助活動を行っていたそうだ。スペインラジオ『RAC1』の報道をスペイン紙『マルカ』など複数メディアが伝えた。
死者15人が出るなど、バルセロナとカンブリスの2都市で起こった悲劇的な事件に、バルセロナの選手が関与していた。ディーニュは、バルセロナ中心部であるカタルーニャ広場周辺にある自宅でオフの日を過ごしていた。しかし、一度窓から事件の様子を見ると、すぐさま救助のために家を飛び出し、ケガ人のもとへ駆けつけたようだ。
まもなくして救助隊や治安部隊が現場に到着したため長くはその場にいなかったものの、同選手の勇気ある行動は称賛されるべきものとして紹介されている。同紙は「ディーニュは恐怖に立ち向かった多くの人の中の一人であり、けが人を助け、世界は心のある人であふれているということをテロリストに示した」として、ディーニュへ賛辞を送っている。
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