香川真司【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントの日本代表MF香川真司は、現地時間19日に行われたブンデスリーガ開幕戦のヴォルフスブルク戦に86分から出場した。コンディションは問題ないよいうで、プレシーズンの出遅れも「焦りは全くない」と話している。ワールドカップ予選に向けても、モチベーションは非常に高い様子だ。
6月の日本代表戦で肩を脱臼した香川は、プレシーズンの準備が遅れていた。その影響もあってか、開幕戦はベンチスタートとなっている。
それでも、「大丈夫」と香川。「試合に入ったら恐れはないというか、その気持ちでやっています」と話した。ただし万全の状態というわけでもなく、「可動域自体はいきなり広がらない」。それでも「試合とか練習はできる状態なので、そこは全く言い訳にするつもりはないし、試合に出られる状態なので全く問題ないです」と語っている。
可動域については「プレーでの制限はそんなに感じない」とのこと。「ただ、コンタクトのときにまだまだ筋力が回復していないところがある」という。それも「そこまで気にする必要はないと思います」とのことだ。
プレシーズンマッチに出られなかったことについて香川は「焦りは全くないですね」。「ただ、試合に出たい気持ちは強いですし、今日も5分、10分くらいだったので、そこは多少フラストレーションがありますけど、これから長いシーズンなので、しっかり継続して一歩一歩進んでいきたいなと思います」と語った。
いつ頃フル出場できるようになるかという質問には、「僕はいつでも準備できています」と香川。日本代表への準備は「完璧です。怪我人が多いみたいですけど…、僕も含めて」と笑顔を浮かべた。「どれだけ良い準備をするか。この2ヶ月、6月から時間はたっぷりあった。逆にそこしか今、目標ないんで。そこに向けてしっかり頑張ります」と、力強く話している。
(取材:本田千尋、文・構成:編集部)
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