復帰は慎重に。香川はベンチスタートか
アーレン戦の試合後、6月の親善試合シリア戦で脱臼した左肩の状態については「プレーする分には問題ない」と説明する日本代表の10番。ポカール1回戦では61分からの途中出場となった。ただ「可動域はまだ全部、回復していない」のだそうだ。脱臼は癖になりやすいと言われているため、慎重な姿勢を崩さず、「トレーニングと治療は引き続きやりながらも、基本的には復帰できるというのがドクターも含めた見解」なのだという。
そして徐々に段階を踏んでいることを考慮すれば、おそらく開幕戦で香川はベンチスタートだろう。しかし層の薄い攻撃陣の現状を踏まえれば、試合展開によっては出番が訪れることも十分に考えられる。
もしボルフスブルク戦で出場のチャンスが与えられたなら、自分の良さをチームに植え付けることを意識して、ボス新体制の白星スタートに貢献したいところだ。
(取材・文:本田千尋)
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