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柴崎岳も続けるか!? ヘタフェから飛躍した名手10人【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

抜群の安定感で出番に備える控えGKの鑑

ミゲル・アンヘル・モヤ
ミゲル・アンヘル・モヤのヘタフェ時代(左)と現在(右)【写真:Getty Images】

ミゲル・アンヘル・モヤ

ヘタフェ在籍期間:2011年〜2014年
現所属クラブ:アトレティコ・マドリー

 マジョルカ出身のミゲル・アンヘル・モヤは、プロデビューからの5年間で99試合に出場した。とはいえ常にレギュラーだったわけではなく、2009年にバレンシアへの移籍を決断する。

 それ以前からモヤに関心を示していたバレンシアは、当時同クラブとしてGKに支払った最高額である500万ユーロ(約6億円)の移籍金をマジョルカに支払ったと言われている。

 だが、バレンシアでの2シーズンは試練の連続だった。2009/10シーズン開幕戦は正守護神として迎えたものの、安定感を欠いてセサル・サンチェスにポジションを奪われた。2010/11シーズンになるとPKストップの名手ジエゴ・アウヴェスが加入し、ビセンテ・グアイタの成長もあって、モヤはまさかの第4GKに。結局2年間でリーグ戦12試合の出場にとどまった。

 2011/12シーズン、ヘタフェへの期限付き移籍で風向きが大きく変わる。1年目から正守護神に抜擢され、3年間で94試合に出場。2014年にアトレティコ・マドリーへステップアップするチャンスをつかんだ。

 アトレティコでは控えGKとしてベンチに座ることが多いものの、正守護神ヤン・オブラクに代わって出場すると、安定したパフォーマンスを披露し、その不在を感じさせないほどの存在感を発揮する。ベテランになって安定感が増し、常に準備を怠らず第2GKとして理想の姿を示し続けている。

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