本田のデビューは22日か。中盤にチャンスあり
リーガMXの第5節で本田圭佑を擁するパチューカはモレリアと対戦する。開幕から3連敗といきなりつまずいたものの、2016/17シーズンの前期王者であるティグレスにホームで2-1と競り勝ち、ようやく勝ち点3を獲得できた。さらにリーグ戦から10人の先発を入れ替えたコパMXのケレタロ戦2ndレグで後半アディショナルタイムに途中出場のエリック・サンチェスがゴールを決め、合計1-0で勝ち上がりを決めた。
ウルグアイ人のディエゴ・アロンソ監督のもと徐々に調子を上げるパチューカにあって、本田はふくらはぎの違和感と高地順応の問題でここまでベンチ入りすらできていない。19日のモレリア戦も招集外となり、22日のベラクルス戦がメキシコでのデビューになると見られる。[4-3-3]のシステムで最も起用の可能性が高いのは右のインサイドハーフだ。
ここまでは22歳のビクトル・グスマンがスタメンを任されているが、それほど存在感を示しているとは言いがたい。勝利したティグレス戦も中盤では劣勢を強いられており、グラウンダーのパスワークを主体にするチームとして理想的な戦い方とは言えなかった。
それでも序盤と後半の半ばに効率よく2つのゴールを挙げられたのは、FWアンヘロ・サガルの先制点を見事なスルーパスでアシストした右SBのラウル・ロペスと、エリック・グティエレスの勝ち越しゴールをお膳立てしたウルグアイ代表MFホナタン・ウレタビスカヤという右サイドの2人の打開力によるところが大きい。彼らの能力を引き出す意味でも、本田には中盤でうまくタメを作る役割が求められる。