レッドカードが出されたのは…【写真:Getty Images】
16日に行われた明治安田生命J2リーグ第28節のFC町田ゼルビア対名古屋グランパス戦で、明らかにプレーに関与していなかったと思われる選手にレッドカードが提示される不可解な判定があった。
試合は前半を終えて名古屋が3-1でリード。だが町田は後半に2点を奪い、3-3のドローで終盤を迎えたところで、ロングボールを受けてゴール前に抜け出した名古屋のMF青木亮太が町田の選手2人に挟まれる形で倒された。
家本政明主審は名古屋にフリーキックを与えた上で、ファウルを犯した町田の選手にレッドカードを提示しようとした。副審との協議を経て、レッドカードを出されたのはMF平戸太貴だった。
だがリプレイでは、青山を挟んだ2人の選手はDF奥山政幸とDF深津康太であり、平戸はその後方にいてプレーに関与していなかったことが確認できる。カードを出すべき相手を取り違えた判定となってしまったようだ。
名古屋はこのプレーで得たFKから、MFガブリエル・シャビエルが直接ゴールを決めて4-3と勝ち越し。第26節愛媛FC戦(7-4)、第27節松本山雅FC戦(5-2)に続いてまたも派手なスコアで勝利を収め、連勝を4に伸ばしている。
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