ハンザ・ロストック対ヘルタ・ベルリン戦の観客席【写真:Getty Images】
現地時間14日に行われたDFBポカール(ドイツ杯)1回戦のハンザ・ロストック対ヘルタ・ベルリン戦は、観客席でサポーターが大きな騒動を引き起こし、2度にわたって中断される大荒れの一戦となった。独紙『ビルト』などが伝えている。
両チームにとってシーズン最初の公式戦となった試合は、ライバル関係にある両サポーターの衝突を懸念して厳重な警備が敷かれていたが、その不安は的中する結果となってしまった。
試合の後半には観客席で花火や発煙筒に火がつけられ、相手側サポーター席に向けてロケット花火が打ち込まれるなど、スタジアム内は戦場さながらの酷い光景に。緩衝地帯として設けられた空席エリアで、覆面をかぶった集団がフラッグなどを燃やす様子もみられた。
主審は危険があると判断し、2度にわたってプレーを中断して選手たちを室内へ避難させた。中止となってもおかしくない状況だったが、最終的に試合は終了を迎えることができた。
ヘルタの日本代表FW原口元気はベンチからスタートし、0-0で迎えた80分から交代出場。その後、終盤に2点を奪ったヘルタが2-0で勝利を収めて2回戦進出を果たしている。
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