ジェラール・ピケとネイマール【写真:Getty Images】
バルセロナに所属するスペイン代表DFジェラール・ピケは、バルサからパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍したFWネイマールについて「彼は残る」とメッセージを発した時点で、実際にはすでにネイマールの移籍を確信していたと明かした。12日付のスペイン紙『マルカ』などが伝えている。
ネイマールのPSG移籍が実現するのかどうかが注目されていた先月23日、ピケはネイマールと肩を組んで笑顔で撮影した写真をSNSで投稿し、「(彼は)残る」と一言コメントを添えた。ピケがネイマールの決断を知った上でバルサ残留を“発表”したのではないかとして注目を集めることになった。
だがピケは、ネイマールはその時点ですでにバルサ退団を決めていたと明かしている。「(リオネル・)メッシの結婚式(6月30日)の時点で、彼はすでに出ていくことを考えていた。『残る』というツイートをした日には、彼が100%出ていくと分かっていた」とピケは語った。
「後悔はしていないし、欺かれたとも感じていない。僕がネット上でやることには全て意味がある。このクラブが、独特の才能を持った選手を引き留める力になりたかったんだ」とピケは、不可能とは知りながらネイマールを引き留めたいという思いでSNS投稿を行ったことを説明している。
先月29日に米国で開催されたインターナショナル・チャンピオンズカップのレアル・マドリー戦が、ネイマールのバルサでの最後の試合となった。「色々な形で出ていく選手がいるが、彼は最後まで戦った。出ていくと知りながら、負傷の可能性もあるのにクラシコで全力を尽くした。誰よりも強くユニフォームを守った」とピケは元同僚の姿勢に賛辞を送っている。
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