ボルシア・ドルトムントのウスマン・デンベレ【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントは13日、同クラブに所属するフランス代表FWウスマン・デンベレに対する練習参加禁止処分を引き続き継続することを発表した。
バルセロナへの移籍の可能性も取りざたされているデンベレは、今月10日のチーム練習を無断で欠席し、一時連絡の取れない状態となった。ドルトムントはデンベレに対して14日までの試合と練習への参加を禁止する処分を下し、12日に行われたDFBポカール(ドイツ杯)1回戦の試合にもデンベレは出場しなかった。
試合翌日には、デンベレに対する処分を“無期限延長”することが発表された。練習参加禁止の期限は明示されず、「新たな発表があるまで」だとされている。「ウスマンには、グループから離れて個人でトレーニングをする選択肢がある」とミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は述べた。
「我々は次の週末のヴォルフスブルクでの開幕戦に向けた準備に集中している」ともツォルクSDはコメント。このまま処分が解かれなければ、デンベレはブンデスリーガ開幕戦も欠場することになる。
ドルトムントは先日、デンベレに対するバルサからのオファーを断ったことも明かしており、その提示額は1億ユーロ(約130億円)前後だったとみられている。デンベレの売却に応じるためには、ドルトムントは少なくとも130億ユーロ(約169億円)の支払いを要求しているようだ。
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