ラツィオに所属するケイタ・バルデ・ディアオ【写真:Getty Images】
ラツィオに所属する22歳のセネガル代表FWケイタ・バルデ・ディアオが、クラブに対する不満を爆発させた。12日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。
同メディアによると、現地時間14日に行われるスーペルコッパ・イタリアーナ(イタリア・スーパーカップ)のユベントス戦でケイタが招集メンバーから外れたとのこと。この理由に関してラツィオを率いるシモーネ・インザーギ監督は「彼の周りでは噂が飛び交っており、私は注意深く観察している。私の考えとしては選手は100%の状態でなければならない。もし、ケイタを見たときにそのような状態であればプレーさせる。そうでなければ、他の選手にチャンスを与えることになる」と語った。
ケイタは昨季公式戦34試合に出場し16得点6アシストを記録。同選手に関しては、ユベントスが獲得に向けたオファーを提示している。2000万ユーロ(約26億円)のオファーだったが、要求額2500万ユーロ(約32億5000万円)に届かなかったためラツィオは拒否した。契約期間は2018年6月までとなっており、クラブは他クラブへの売却か、契約更新かの選択を迫られている。
そのような状況の中で、クラブはケイタをメンバーから除外。これに不満を爆発させたケイタは「スーペルコッパ・イタリアーナのメンバーに選ばれなかったことは、僕の心を深く傷つけた。これは今季最初の試合であり、そのために僕は準備してきた。クラブの決定は純粋にスポーツ的な基準とは関係ないもの。心理的に僕を不快にさせた。この結果を受け止めて、どう評価するか考えることにするよ」と答えている。
【了】