バルセロナのムニル・エル・ハッダディ【写真:Getty Images】
バルセロナに所属するFWムニル・エル・ハッダディは、ローマへの移籍に向けて個人合意に達している模様だが、クラブ間の交渉は難航しているようだ。スペイン紙『スポルト』が9日付で伝えた。
バルサ下部組織の出身であり、若くしてスペイン代表にもデビューするなど期待されていたムニルだが、バルサの強力攻撃陣の中で十分な出場機会は確保できず。昨シーズンはバレンシアにレンタルされて1年間を過ごした。
レンタルを終えてバルサに一旦戻ったものの、やはり居場所を見つけるのは難しいようだ。バルサは同選手を構想外としており、移籍先を探すように伝えたとみられている。
『スポルト』によれば、ムニルはローマとの間で何らかの形での合意に達した可能性があり、クラブ間の交渉が合意に至るのを待っている状況だという。だがバルサが移籍金1500万ユーロ(約19億5000万円)を要求しているのに対し、ローマの提示額ははるかに低いようだ。
ロシアのゼニト・サンクトペテルブルクも獲得に関心を示し、バルサの要求する金額が支払われる可能性もあったが、ムニルがロシアでのプレーを望まなかったため移籍は成立しなかったとのことだ。アヤックスからもバルサの要求額に近い1400万ユーロ(約18億2000万円)のオファーが見込まれるものの、イタリアへの移籍を強く望むムニルはオランダ行きにも難色を示している模様だ。
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