PSGに移籍したネイマール【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)に移籍した25歳のブラジル代表FWネイマール、そして父親(同選手の代理人を務めるネイマール・シニア氏)に対して、バルセロナがボーナス支払いを行わない方針を示した。5日に英メディア『ESPN FC』が報じている。
設定されていた契約解除金2億2200万ユーロ(約288億円)を支払う形でPSGに移籍したネイマール。しかし、クラブ側が納得しない形の移籍だったため、バルセロナは不満を示している。そして今回、バルセロナはネイマールや父親に対して2600万ユーロ(約34億円)のボーナス支払いを行わないことを決めた。
同メディアによると、ネイマールが2016年にバルセロナと契約を更新した際、2021年6月までの5年契約を結んでいた。ネイマールが残留していた場合は9月1日にボーナスが支払われる予定だったという。しかし、不履行を理由にバルセロナはボーナス支払いを行わないようだ。
バルセロナの広報担当であるジョゼップ・ビベス氏は「合意された条件を満たしていないためだ。これには3つの条件があった。1つ目は7月31日まで他のクラブと交渉をしないこと、2つ目は契約を全うすると証明できること、3つ目は他のクラブに移籍しないと9月1日に確認できた場合だ。これらを満たしていないため、当然ながらボーナスの支払いはない。公証人に預けたお金はクラブに戻ってくる」とコメントしている。
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