PSGに加入したネイマール【写真:Getty Images】
現地時間3日にバルセロナ所属のブラジル代表FWネイマールがパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍した。移籍金は2億2200万ユーロ(約288億円)と巨額なものになったが、PSGはフィナンシャルフェアプレー(FFP)を回避するかもしれない。3日に米メディア『フォックス・スポーツ』が報じた。
PSGのオーナーは事実上のカタール政府機関であるカタール・スポーツ・インベストメンツ(QSI)が務めており、今回の移籍にも絡んでいる。契約解除金をPSGが支払うことでネイマール獲得を完了させようとしたが、直前になってスペイン・プロリーグ機構(LFP)が契約解除金の受け取りを拒否し、交渉が難航するかに思われた。
しかし、クラブではなくネイマールに関わる弁護団が契約解除金を選手名義でバルセロナに直接支払うことで移籍は成立。バルセロナ側も「ネイマールの法定代理人が、直接クラブに契約解除金を持って登場し支払った」と発表している。
同メディアによると、2022年カタールW杯組織委員会の収益の一部がPSGに流れており、その一部がネイマール獲得に使用された可能性があるとのこと。そして、ネイマールにカタールW杯大使の役割を与え、その見返りとして2億2200万ユーロを支払うとの情報もある。
しかし、カタールやPSGは否定しているようだ。事実であれば、PSGではなくネイマール本人が2億2200万ユーロを支払った形になるためFFPを回避することに。ただ、この行動自体が問題と捉えられる可能性もあるが、果たして…。
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