PSGへ移籍したブラジル代表FWネイマール【写真:Getty Images】
現地時間3日にバルセロナ所属のブラジル代表FWネイマールがパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍した。スペイン・プロリーグ機構(LFP)が契約解除金の受け取りを拒否する報道もあったが、結果的にスムーズに移籍が完了した。その理由について3日に英メディア『BBC』が報じている。
ネイマールに設定されていた契約解除金は2億2200万ユーロ(約288億円)だ。PSGはこれを全額支払ってでもネイマール獲得を実現させようとしたが、直前になってスペイン・プロリーグ機構が待ったをかけた。PSGがファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に抵触すると指摘し「契約解除金を受け取らない」とコメントしている。
一方で、フランス・プロサッカーリーグはネイマールのPSG移籍を全面的に支援すると約束した。リーグ同士が対立する中、契約成立が遅れることなくスムーズに移籍は完了。
同メディアによると、ネイマールの弁護団がバルセロナに対して契約解除金を直接支払ったとのこと。通常は一度、クラブからスペイン・プロリーグ機構に移籍金を預けなればならないが、受け取りを拒否されたために今回はそれを行えず。実質的にネイマールが契約解除金を支払った形となったことで、スペイン・プロリーグ機構は移籍を阻止できなかったという。
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