ネイサン・アケー【写真:Getty Images】
ボーンマスのDFネイサン・アケーは、古巣チェルシーのアントニオ・コンテ監督の発言に納得がいっていないようだ。英紙『デイリー・スター』が伝えている。
22歳のアケーは、16歳のときにチェルシーの下部組織に加わった。オランダの各世代別代表を経験してきた同選手は期待されていたものの、なかなかトップチームでは出られず、近年は各地に繰り返しレンタルされている。
2016/17シーズン前半戦はボーンマスで大活躍して、冬にチェルシーに呼び戻された。しかし、それでもチェルシーでは出場機会を得られず、今夏にボーンマスへの完全移籍が決定している。
チェルシーはそのほかにも、この夏にFWドミニク・ソランケがリバプールへ、バートランド・トラオレがリヨンへ、それぞれ移籍した。コンテ監督は若手の流出について「最近の若手選手はトップチームですぐに出られると思っている。チャンスを得るまでの我慢が足りない」といったことを話していたところだ。
これに対してアケーは、「彼が言っていることは理解しているつもりだけど、チェルシーがビッグクラブだということも分かっている。すぐに自分がプレーするのは簡単じゃないんだ」とコメント。「移籍はもっとプレーするためだ。そのための決断だね。それが約束されているわけじゃないけど、一生懸命練習すればチャンスがやってくる」と述べた。
完全移籍でチェルシーを離れたアケー。決断が正しかったことを証明できるだろうか。
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