3位:揺るぎない信頼。日本が誇るパスマスター
日本代表の遠藤保仁【写真:Getty Images】
遠藤保仁
1980年1月28日生まれ(37歳)
日本代表(通算152試合15得点、2002年デビュー)
ガンバ大阪(J1)所属
日本が世界に誇る司令塔・遠藤保仁は、日本代表の国際Aマッチ最多出場記録保持者でもある。黄金世代の1人として1999年のワールドユース(現U-20W杯)に出場し、同年U-22日本代表の一員としてシドニー五輪予選にも出場した。
A代表デビューは日韓W杯直後の2002年11月、ジーコ監督が率いたアルゼンチン戦だった。2003年のFIFAコンフェデレーションズ杯に主力として出場し、2004年のアジアカップではレギュラーとして優勝に貢献した。しかし、2006年のドイツW杯ではフィールドプレーヤーで唯一出場時間ゼロに終わった。
オシムジャパンで代表の中心的存在へと成長を遂げると、岡田ジャパン以降は絶対的な柱として君臨。長谷部誠とのボランチコンビは不動となり、2010年の南アフリカW杯と2014年のブラジルW杯までコンスタントに代表キャップ数を積み重ねた。
精度の高いパスによるゲームメイクだけでなく、フリーキックやPKの名手としても知られる遠藤。ヴァイッド・ハリルホジッチ体制下では代表招集を受けていないが、ガンバ大阪のシンボルとして、37歳になっても変わらぬ輝きを放ち続けている。
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