5位:欧州が苦手? 中盤を駆け回るメキシコの闘犬
メキシコ代表のヘラルド・トラード【写真:Getty Images】
ヘラルド・トラード
1979年4月30日生まれ(38歳)
メキシコ代表(通算146試合6得点、1999年デビュー)
インディ・イレブン(NASL、アメリカ2部相当)所属
メキシコリーグの強豪UNAM(通称:プーマス)でプロデビューを果たしたヘラルド・トラードは、テネリフェやポリ・エヒド、セビージャ、ラシン・サンタンデールといったスペインのクラブでも活躍したが、欧州で活躍した期間は長くない。
2005年にメキシコへ戻ると2016年までクルス・アスル一筋で300試合以上に出場し、2014年にはFIFAクラブW杯で得点王を獲得するなど、看板選手の1人として長く活躍した。2016年からはアメリカ2部相当のNASLに属するインディ・イレブンに移籍し、38歳になった今も元気にプレーを続けている。
A代表デビューは1999年で、その年にFIFAコンフェデレーションズ杯優勝を経験。2002年と2006年のW杯に出場した。2003年と2009年にはCONCACAFゴールドカップを制覇している。ハードなプレッシングや運動量が持ち味のボランチで得点やアシストといった目立ったプレーは少ないが、メキシコ代表として146試合に出場した実力に疑いのない、いぶし銀のMFである。