CSKAモスクワのイゴール・アキンフェエフ【写真:Getty Images】
CSKAモスクワのロシア代表GKイゴール・アキンフェエフは、チャンピオンズリーグ(CL)で実に11年ぶりとなる無失点試合を達成した。
CSKAの不動の守護神としてゴールを守り続けてきたアキンフェエフがCLで前回クリーンシート(無失点)を達成したのは2006年11月1日のアーセナル戦。そのシーズンのCL予選も含めて6試合連続の完封だった。だがその3週間後のポルト戦で2失点を喫して以来、予選も含めたCLの試合に出場するたびにゴールを奪われてきた。
昨年10月には、最後の無失点試合からついに10年が経過したとして、欧州サッカー連盟(UEFA)公式ウェブサイトにも特集を組まれるほどだった。結局昨季のCLでもグループステージ全試合で失点したことで、アキンフェエフの連続失点記録は40試合にまで伸びていた。
だが現地時間25日に行われたCL予選3回戦1stレグの試合で、CSKAはギリシャのAEKアテネに2-0で勝利。ゴールを守ったアキンフェエフはついに不名誉な記録に終止符を打つことができた。
「もちろん彼のことを祝福したよ。どんな記録にも始まりと終わりがあるものだ。遅かれ早かれ終わるとは思っていたし、チームは彼をサポートしていた」とビクトル・ガンチャレンコ監督はクラブ公式サイトでコメントしている。
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