チェルシーへ移籍したアルバロ・モラタ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、FWアルバロ・モラタの放出によってチームが弱体化したと認め、現在のチームには「FWが足りない」と話している。22日の会見でのコメントをスペイン紙『マルカ』などが伝えた。
昨年夏にユベントスからマドリーへ戻ってきたモラタだが、1年で再びマドリーを去ることになった。チェルシーへの移籍が決定したことが21日に発表されている。報道によれば移籍金7000万ポンド(約101億円)での大型移籍だという。
モラタが抜けることでチームが弱体化するかどうかとの質問に対し、ジダン監督は「もちろんだ。昨年の彼がやったことを見てみれば、チームに大きな貢献をしてくれた」と返答。放出が痛手となることを認めている。
「今の時点ではこうなっているが、我々にはFWが一人足りない。クリスティアーノ(・ロナウド)も戻ってくるし、ボルハ(・マジョラル)もいるが、(8月)31日までどうなるか見てみよう」とジダン監督は述べ、夏の移籍市場でFWの補強を望む様子を見せている。
モラタは昨季のマドリーで先発の座を確保するには至らなかったが、それでもC・ロナウドに次ぐチーム2位の得点数を記録。短い出場時間でも結果を出していたが、より安定してプレーできる環境を求めて移籍を決めたようだ。
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