元イタリア代表のクリスティアン・パヌッチ氏【写真:Getty Images】
アルバニアサッカー連盟は19日、同国代表チームの新監督に元イタリア代表のクリスティアン・パヌッチ氏が就任することを発表した。
欧州では長らく弱小国の立場にあったアルバニアだが、昨年のEURO2016では初の主要国際大会出場を果たし、ルーマニア戦で初勝利を挙げる快挙も成し遂げた。2011年末からアルバニア代表を率いてその躍進の立役者となったジャンニ・デ・ビアージ前監督は、先月14日に辞任を発表していた。
後任としては、デ・ビアージ前監督と同じくイタリアから指揮官が招かれることになった。現役時代にDFとして活躍し、イタリア代表として2002年ワールドカップ(W杯)や2度のEUROなどにも出場したパヌッチ氏だ。
パヌッチ氏はミランやレアル・マドリー、ローマなど複数のビッグクラブでプレー。現役引退後はロシア代表でファビオ・カペッロ監督のアシスタントを務めたあと、セリエB(イタリア2部)のリボルノ、テルナーナで監督を務めた。
2018年ロシアW杯予選では、アルバニアは6試合を戦って3勝3敗。スペイン、イタリアという強豪と同じグループで戦う組み合わせも災いし、EUROに続いての予選突破は厳しい状況となっている。予選の最終節ではパヌッチ新監督の母国イタリアと対戦する。
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