ボルシア・ドルトムントのピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンへのオファーに応じる期限を過ぎたことを認めるとともに、同選手への関心を公言したミランに対して不快感を見せている。19日付の独紙『キッカー』が伝えた。
ドルトムントのエースとして活躍してきたオーバメヤンは、この夏の移籍市場で他クラブへ移籍する可能性が盛んに取りざたされてきた。複数のビッグクラブからの関心が噂されていたが、移籍が決まることはなく、オーバメヤンはすでにドルトムントで新シーズンに向けた準備をスタートさせている。
ヴァツケCEOは「状況は明確だ。我々はある一定の期日を設定していたが、その期日は過ぎた」と語り、今後は原則的にオーバメヤンの放出に応じる可能性はないと主張。「8週間にわたってウインドウを開けていたが、ある時点でドルトムントは安全な計画を立てる必要があった」と述べている。
有力な移籍先候補のひとつだと予想されていたミランでは、マルコ・ファッソーネCEOが先日オーバメヤンへの関心を認めていた。FW補強の候補として、「(アンドレア・)べロッティ、(アルバロ・)モラタ、オーバメヤンの誰か一人と契約したい」という発言だった。
ヴァツケCEOは、この発言についてミランに非難の言葉を向けている。「別のクラブのスポーツディレクターや監督が、彼と契約したいと公の場で言うなどというのはあり得ないことだ。ミランがやったようにね。敬意を欠く行為だ」
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