アーセナルのアレクシス・サンチェス【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンのカルロ・アンチェロッティ監督は、アーセナルのチリ代表FWアレクシス・サンチェスをこの夏の移籍市場で獲得する可能性はなかったと主張している。18日付『ESPN FC』が同監督のコメントを伝えた。
サンチェスはアーセナルとの契約が残り1年となり、この夏の去就が注目されている。バイエルンは特に有力な移籍先候補だとみられていた。
だがバイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOは、「もう攻撃陣に新戦力は加入しない」とサンチェスの獲得を否定している。アンチェロッティ監督も、アーセナルのエースの獲得を検討していたのは過去の話だと語った。
「サンチェスのことは以前に話をしていた。過去2ヶ月間にクラブ内で話をしていたことだ」とアンチェロッティ監督は18日の会見でコメント。「だが、獲得の可能性はなかった。だから我々は他の選手たちのことを考えた」と指揮官は述べ、サンチェス獲得に向けて本格的に動いてはいなかったと主張した。
サンチェス自身は母国チリのラジオで、「チャンピオンズリーグ(CL)でプレーしたい」と発言している。来季のCL出場権を逃したアーセナルからの移籍を示唆する言葉だと受け止められているが、その移籍先がバイエルンになる可能性は低いようだ。
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