ボルシア・ドルトムントが浦和レッズに勝利【写真:Getty Images】
【浦和レッズ 2-3 ボルシア・ドルトムント Jリーグワールドチャレンジ2017】
明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017の浦和レッズ対ボルシア・ドルトムント戦が15日に埼玉スタジアムで行われた。
欧州を代表する強豪チームのひとつであるドルトムントは、強力なメンバーを引き連れて来日。日本代表MF香川真司は前日に発表されていたとおり欠場したが、エースのオーバメヤンなど錚々たる顔ぶれが先発に名を連ねた。
最初の決定的なチャンスは14分、ドルトムントに生まれる。右サイドで獲得したFKからカストロがクロスを上げ、バルトラが頭で合わせたシュートは、惜しくもクロスバーを叩いてゴールライン手前でバウンドし得点ならず。
浦和も反撃に転じ、22分には関根のクロスにニアで合わせた武藤のシュートが右ポストを叩く。その2分後の24分、右CKから柏木が上げたボールに興梠がDFの前で合わせ、右足のシュートを決めて先制に成功した。
その後もシュールレの直接FKや、CKからのボールを拾ったバルトラのシュート、ラファエル・シルバがゴール前でフリーになった場面や武藤のシュートがサイドネットに外れた形など、両チームともに決定的なチャンスは多かったが、それ以上のゴールは生まれず浦和の1点リードで折り返した。
後半開始から浦和は3人、ドルトムントは5人を入れ替えて多くの選手に出場機会を与える。さらに62分には、代謝障害と診断されて2月以来戦列を離れていたゲッツェも投入されて待望の復帰を果たした。
1点リードのまま残り15分を迎えた浦和だが、後半から投入され好プレーを見せていた19歳のトルコ代表エムレ・モルが試合をひっくり返してしまう。76分にはドリブルで浦和守備陣を突破し、最後は槙野を振り切って同点ゴール。さらにその3分後にもシュメルツァーからの折り返しを受け、モルの放ったシュートが決まってドルトムントが逆転する。
浦和も粘りを見せ、85分には高木からのCKに遠藤がヘディングで合わせて2-2の同点。だが88分、浮き玉への対応を誤った遠藤のヘディングが致命的なアシストとなってしまい、ゴール前にこぼれたボールを拾ったシュールレが勝ち越しゴールを蹴り込んだ。これが決勝点となり、ドルトムントが3-2で勝利を収める結果に終わっている。
【得点者】
24分 1-0 興梠慎三(浦和)
76分 1-1 エムレ・モル(ドルトムント)
79分 1-2 エムレ・モル(ドルトムント)
85分 2-2 遠藤航(浦和)
88分 2-3 シュールレ(ドルトムント)
【了】