アヤックスに所属するアブデラク・ヌリ【写真:Getty Images】
オランダ・エールディビジのアヤックスが13日、練習試合中に心臓発作で倒れたU-21オランダ代表MFアブデラク・ヌリについての新たな情報を公開。病院の集中治療室で行なった検査の結果、重度の脳障害であることが発覚し、完全回復の可能性がゼロであることを発表した。
ヌリは現地時間8日に行われたブレーメンとのプレシーズンマッチの後半に、プレーと関係のないところで突如転倒。ドクターによる心肺蘇生法を受けたあとヘリコプターで病院へ搬送され、集中治療室での治療を受けている。その後、クラブは「危険な状態は脱した」と発表し、心臓にダメージがないことを明かしていた。
しかし、今回の発表では「脳の多くが機能しておらず、完全回復する可能性はゼロであると判明した。おそらく、試合中に倒れた時に酸素供給が不足したことが原因と考えられている。ヌリはさらなるケアのため、アムステルダムの病院に運ばれることになる」とコメントしている。
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