バルセロナ一筋を貫くことを宣言したMFアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】
バルセロナで主将を務めるスペイン代表MFアンドレス・イニエスタが自身の去就について心境を明かした。スペイン紙『マルカ』が伝えた。
10日、故郷のフエンテアルビージャに建てられた「クライフコート」の開設式に参加したイニエスタは、退団もうわさされた自身の去就に言及した。
「常に僕はバルセロナで現役を引退したいと言ってきた。12年も過ごしたクラブだからね。将来のことを決めるにはまだ早い、なぜならまだ何年も最高のレベルでやれるだけの期間が僕には残されているのだから」
昨季は相次ぐ怪我や33歳という年齢による衰えからかパフォーマンスの低下が見えたイニエスタ。国内リーグの出場数は23試合でそのうち先発出場が13試合とチームへの貢献度は例年に比べ低くなっていることから、ユベントスなど国外の強豪クラブへの移籍の噂も立っていた。しかし今回の発言でバルサへの忠誠を誓ったことにより、イニエスタの退団説はほぼ消滅したといっても過言ではない状況となった。
イニエスタとバルセロナとの契約は2018年6月までと契約満了が迫ってきている。しかし自身も「クラブとの契約更新に関しては何も心配していない」と語ったように、両者の関係はこれからも問題なく続いていくようだ。
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