レアル・マドリーのセルヒオ・ラモス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーに所属するスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは、守備の選手にとっては非常に困難な目標となるバロンドールを受賞することにも意欲を見せている。スペイン紙『マルカ』が9日付でインタビューを伝えた。
『フランス・フットボール』誌の主催するバロンドールはサッカー界で最も価値があるとされる個人賞で、年間を通して最も活躍したと評価される選手に贈られる。国際サッカー連盟(FIFA)との共同により「FIFAバロンドール」として選出されていた時期も含め、過去9年間はバルセロナのFWリオネル・メッシとマドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドの2人が賞を独占し続けている。
賞の歴史を振り返っても、FWや中盤の攻撃的な選手が受賞している例がほとんど。だがラモスは、バロンドールを受賞した数少ないDFの一人である元イタリア代表のファビオ・カンナバーロ氏を例に取り、自身の受賞を考えることも決して「クレイジー」なことだとは限らないと語った。
「どういう評価で賞が贈られているか次第だ。近年はレオ(メッシ)とクリスティアーノばかりだったが、たとえば(マドリーで)僕のパートナーだったカンナバーロも受賞している。決してクレイジーだと考えることはない」とラモスは語る。「僕はキャリアを通して、素晴らしいことをたくさん成し遂げてきた。だがバロンドールを贈られたとすれば歴史的なことだろうね」
昨シーズンはマドリーのチャンピオンズリーグ優勝とリーガエスパニョーラ優勝の2冠にキャプテンとして貢献したラモス。だが2017年のバロンドール受賞者は、同じくマドリーでゴールを量産したC・ロナウドとなることが有力視されている。
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