FC東京の阿部拓馬が蔚山現在へ【写真:Getty Images for DAZN】
韓国・Kリーグの蔚山現代FCは10日、FC東京からFW阿部拓馬を獲得することが決定したとしてクラブ公式サイトで発表を行った。
阿部は東京ヴェルディでプロデビューし、J2で2シーズン連続の得点ランク2位に入る活躍を見せたあとドイツへ移籍。2013年1月からの1年半をブンデスリーガ2部のVfRアーレンで過ごした。
2014年夏に帰国し、J1のヴァンフォーレ甲府で中心選手として活躍。2016年からFC東京へ移籍した。韓国メディアでは先日、蔚山現代が阿部の獲得に向けて交渉を行っていることが報じられていた。
蔚山現代は阿部について「様々なポジションでプレーできる攻撃的な選手。素晴らしいキックと突破力を持っている」と紹介し、中盤やシャドーストライカーなど複数のポジションでの起用を考えていると述べている。蔚山でプレーする日本人選手は、家長昭博(現川崎フロンターレ)、増田誓志(現アル・シャールジャ)に続いて3人目となる。
「Kリーグの名門クラブである蔚山に来ることができてとても興奮しています。ここでたくさん試合に出場して、チームの勝利に貢献したいと思います」と阿部によるコメントが伝えられている。
蔚山現代は今季のKリーグ・クラシック(1部)で現在3位に位置している。昨季4位の成績によりAFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場していたが、鹿島アントラーズなどと同じグループEで3位となり敗退に終わった。
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