マンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニー【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWウェイン・ルーニーは、古巣エバートンへの移籍に近づきつつあるのだろうか。イギリス複数メディアが連日、ユナイテッド主将の移籍に向けた動きを伝えている。
ルーニーは2004年にエバートンからユナイテッドへ移籍し、中心選手として活躍を続けてきた。だがチーム内での序列は急激に低下し、出場機会も減少したことにより、この夏にはユナイテッドを離れる可能性が取りざたされている。古巣エバートンは特に有力な移籍先候補だという。
8日には、エバートンに所属するベルギーFWロメル・ルカクがユナイテッドへ移籍することがクラブ間で合意に達したと発表された。ルカクとルーニーの移籍の動きには直接の関係はないという見方もあるが、英紙『ミラー』は、ルカクの移籍発表に続いてルーニーの古巣復帰もまもなく決まるという見通しを伝えている。
『マンチェスター・イブニング・ニュース』は、ルカクの移籍発表前の7日に、エバートンとユナイテッドの間でルーニーの移籍に向けた交渉が大きく進展したと報道。「正式発表を前に、取引は事実上完了している」との見方を伝えていた。
金銭面では、移籍実現に向けてユナイテッドとルーニーが大幅な譲歩をする見通しだという。ユナイテッドはルーニーをフリー移籍の形で手放すことに応じ、ルーニーにも現在の週給25万ポンド(約3670万円)という高額給与を大きく引き下げる準備があるとみられている。
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