中国サッカー界で事件【写真:Getty Images】
中国2部リーグで、判定が大きな騒動を巻き起こした試合のあと、審判団が襲撃されるという事件が起こったという。中国サッカー協会が4日に明かしたとして、中国『新京報』などが伝えている。
問題となった試合は、今月1日に開催された中国2部の保定容大と武漢卓爾の試合。結果は2-2のドローに終わったが、保定容大はこの試合の判定に強い不満を抱き、試合後にはメン・ヨンリ会長が“号泣会見”で激しい抗議を行った。
メン・ヨンリ会長は怒りをあらわにし、保定容大が2部リーグから撤退するとまで表明。だがクラブは翌日に公式声明で謝罪し、リーグからの撤退はしないこと、メン・ヨンリ会長が「個人的な理由」のため辞任したことなどを明らかにした。
だがこの試合の判定をめぐる騒動はそれだけではなかった。試合後の夜には審判団の宿泊するホテルを暴徒が襲撃し、審判らに怪我を負わせる事件が起こっていたという。
ホテルの部屋の電源が落とされたあと、少なくとも10名以上のグループが押し入って4人の審判に暴行を加えたとのこと。審判は頭や足などに怪我を負ったことが明らかにされている。犯人特定に向け現地当局による捜査が行われているとのことだ。
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