レアル・マドリー【写真:Getty Images】
レアル・マドリーは3日、クラブドクターのヘスス・オルモ氏とミケル・アランベリ氏がクラブの医療チームを離れることが双方合意の上で決定されたと発表した。
2013年にマドリーに加入し、クラブの医療チーム主任を務めていたオルモ氏は、以前にクラブ内の“紛争”の火種となっていた。特にそれが顕著となったのは2015/16シーズンのことだ。
フロレンティーノ・ペレス会長の“コネ”で就任したとされるオルモ氏は、チームに負傷者が続出した原因の一端だとみなされた。さらに選手たちから信頼されていたマッサージ師たちが解雇されたこと、オルモ氏がロッカールーム内の情報をクラブに密告していると疑われたことなどにより、選手から同氏への不満が噴出。選手が多数決によりオルモ氏のロッカールーム立ち入りを拒否する事態となった。
FWクリスティアーノ・ロナウドら選手たちは、クラブに対してオルモ氏の退団を要求していることが伝えられていた。2016/17シーズンには前年に比べれば負傷者も減少し、チームはチャンピオンズリーグとリーガエスパニョーラの2冠達成でシーズンを終えたが、結局オルモ氏は加入から4年でマドリーを去ることになった。
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