ミランに所属するジャンルイジ・ドンナルンマ【写真:Getty Images】
18歳のイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが、契約延長拒否から一転してミランとの契約更新に向かっているようだ。3日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。
ミランは15日、契約延長に向けた交渉を1年以上に渡って続けていたドンナルンマについて、進展が見られないことから今後は交渉を行わないことを発表した。2018年6月で契約が切れるため、移籍金を獲得できる夏の移籍市場で放出される可能性も浮上。
しかし、事態は一変。同メディアによると、ドンナルンマが5年間の契約延長に合意したという。ただし、来季ミランがチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得出来なかった場合は、契約解除金が1億ユーロ(約129億円)から5000万ユーロ(約64億4000万円)に変更される条件付きのようだ。
つまり、移籍時に有利な状況を残しながらの契約更新となる。さらに、年俸は600万ユーロ(約7億7000万円)に上昇。これはセリエAの中で3番目に高額な年俸とのこと。また、ドンナルンマの兄であるGKアントニオ・ドンナルンマもミランに移籍するため、年俸100万ユーロ(約1億3000万円)を支払うことになるようだ。
こうした動きを受けて、SNSではミランがファイナンシャル・フェアプレー制度(FFP)に引っかかる可能性を不安視する声が広がっている。FFP違反でUEFAから制裁を受けたローマは、資金捻出のために主力の売却を行うなど火の車状態だ。
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