マンチェスター・シティ【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティは、16歳の若手選手の獲得をめぐって、最終的に補強禁止処分を下される可能性もあるかもしれない。3日付の英紙『デイリー・メール』などが伝えている。
問題となっているのは、シティが昨年夏にアルゼンチンのベレス・サルスフィエルドから獲得した16歳のMFベンハミン・ガレ。ベレスはシティが未成年選手の獲得に関する規定に反したとして国際サッカー連盟(FIFA)に訴えていた。
ベレス側は、欧州のクラブが欧州外から18歳未満の選手を獲得することは禁じられていると主張。シティはガレがイタリアのパスポートを保持しているため16歳から移籍が可能だと主張し、FIFAはシティ側の言い分を受け入れた。
だがベレスはこの裁定に納得しておらず、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への訴えを起こした。3日にはシティへの聴取が行われるとのこと。CASからの裁定が下るには数週間を要することが予想されるが、シティが違反を犯したと判断されれば、移籍市場での補強禁止処分を下される可能性もあるとみられている。
近年ではレアル・マドリーやバルセロナも、未成年選手の獲得・登録に関する違反があったとして補強禁止の処分を下された。アトレティコ・マドリーもこの夏の移籍市場での補強を禁じられている。
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