アーセナルのメスト・エジル【写真:Getty Images】
ここ数日、サッカー選手のSNSアカウントがハッキングされる事件が相次いでいる。アーセナルに所属するドイツ代表MFメスト・エジルも被害に遭うことになってしまった。
英紙『ミラー』などが伝えたところによれば、エジルのインスタグラムアカウントには、同選手が元恋人であるドイツの歌手マンディ・カプリストさんを抱きかかえる写真が投稿された。「失敗してしまったのは分かっているが、君をずっと愛し続ける」というコメントも添えられていた。
だがエジルはツイッターで、「インスタグラムのアカウントがハッキングされた」とツイート。インスタグラムの写真とコメントは自ら投稿したものではないと主張した。それから30分前後でインスタグラムの投稿は削除されたとのことだ。
エジルはその後改めて、現恋人のトルコ人女優アミン・ギュルシェさんとともに飛行機の機内で撮影した写真を投稿。アカウントがハッキングされていたことを説明し、事態の正常化に協力したスタッフに感謝を述べている。
SNSアカウントがハッキング被害に遭った選手はエジルだけではない。先月末には、ミランとの契約交渉がもつれているGKジャンルイジ・ドンナルンマがハッキングされたとしてインスタグラムのアカウントを閉鎖したが、この一件については代理人のミノ・ライオラ氏が絡んだ虚偽申告ではないかとの疑いも持たれている。
だが、先週末にかけて起きた数件の騒動は明らかに他者の仕業だったと言えそうだ。ミランのDFアレッシオ・ロマニョーリとレアル・マドリーのMFマルコス・ジョレンテはともに、インスタグラムのプロフィールをイラク国旗やアラビア文字の文章などで改変された。フィオレンティーナのDFネナド・トモビッチも、イラクのサダム・フセイン元大統領の写真などがインスタグラムのアカウントに投稿され、ハッカーによるものだと主張している。
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