ボルシア・ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントに所属するMF香川真司は、日本代表の試合で痛めた肩のリハビリを終えたあと、アジアツアーでチームに合流することになるようだ。30日付の地元紙『レヴィア・シュポルト』が見通しを伝えている。
ドルトムントでのシーズンを終えたあと日本代表に合流した香川は、先月7日に行われたキリンチャレンジカップのシリア戦で試合序盤に負傷。左肩関節の脱臼により代表チームから離脱し、ワールドカップ最終予選のイラク戦は欠場した。
香川の現状については、手術を受けない形での治療を行い、順調にリハビリを終えた模様だと伝えられている。現在は日本に滞在しており、今月半ばに来日するチームに合流する見通しとのことだ。
ドルトムントは7月15日に「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ」で浦和レッズと対戦。先月15日に発表された来日予定メンバーにも香川の名前は含まれている。その後、18日には中国でミランとの対戦が予定されている。
ドルトムントは7日に新シーズンに向けて始動するが、始動日から合流しない選手は香川だけではない。ドイツ代表としてコンフェデレーションズカップを戦っているDFマティアス・ギンターや、U-21欧州選手権に出場した代表選手たち、負傷中のマリオ・ゲッツェやマルコ・ロイスらも遅れて合流する。
香川に関しては、以前にはこの夏限りでの退団の可能性も予想されていたが、クラブは2018年までとなっている契約を延長する意志を示している。U-21代表でも活躍するMFマキシミリアン・フィリップがフライブルクから加入するなど競争は激しいが、「香川の未来はドルトムントにあるようだ」と残留の見通しが伝えられている。
【了】