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J3首位快走の秋田、J2ライセンス取得は断念。「J2に向けた勝負は来季」

text by 編集部 photo by Getty Images

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ブラウブリッツ秋田のサポーター【写真:Getty Images】

 J3のブラウブリッツ秋田が30日に会見を行い、J2ライセンスの申請をしないことを発表した。同クラブは、最短で2019シーズンのJ2昇格を目指すとしている。クラブ公式サイトで、会見の内容が掲載された。

 ブラウブリッツ秋田は開幕からここまで10勝3分負けなしでJ3の首位を走っている。J3上位2チームがJ2自動昇格となるが、J2のライセンスを取得しないということは、2位以内でシーズンを終えても昇格することはできない。

 代表取締役社長の岩瀬浩介氏は、「決して我々にとっても秋田にとってもネガティブな記者会見ではないことを先に申し上げておきます」とし、「今季についても現段階ではJ2ライセンスの申請は出せず、J3ライセンスの申請で留まったことをご報告するとともに、来季のクラブライセンスの申請については、J2ライセンスを申請すること、すなわち、来季J2に向けた勝負をするシーズンとし、最短で2019シーズンにはJ2昇格を目指すことを合わせてご報告いたします」と発表した。

 同社長は、この結論に至った経緯を説明。長期的な視点で2014シーズンに拠点をにかほ市から秋田市に移転したことから始まり、平均観客動員数や順位が右肩上がりであることをフリップを使って明確にした。秋田県側と新スタジアムの整備について話を進めているとのことで、「チームの活躍がクラブを取り巻く情勢を大きく、大きく変えてきているとともに、クラブそしてチーム自体もJ2昇格に向けた組織としての強化も順調に図れております」と、順調な成長を強調している。

 地域密着を重視して一歩ずつ前進している様子の秋田。来季のJ2を諦めることが、長期的にはクラブのためになるかもしれない。

【了】

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