誕生日に亡くなったルイ・ニコラン会長【写真:Getty Images】
フランス・リーグアンのモンペリエは現地時間29日、ルイ・ニコラン会長が死去したことを発表した。この日が74歳の誕生日だった。
仏『ルモンド』など複数メディアによれば、ニコラン会長はレストランで自身の誕生日パーティーを開いていた最中に体調不良を訴えてニーム付近の病院に搬送。その後、心臓発作によって亡くなったという。
ニコラン一家は清掃・廃棄処理事業で繁栄し、ニコラン会長は1974年にモンペリエの会長に就任。その後モンペリエは1987年に2部リーグを優勝して1部昇格へと導き、3年後にはフランスカップも制した。
2011/12シーズンには、FC東京に所属するピーター・ウタカの実弟であるジョン・ウタカや現在はアーセナルに所属するオリヴィエ・ジルーらを擁し、クラブ史上初のリーグ優勝を成し遂げた。
ニコラン会長は過去にディエゴ・マラドーナ氏を監督に招聘しようと試みるなど、フランスでも名物会長として知られている。
前フランス大統領のニコラ・サルコジ氏はニコラン会長の訃報を受けて「彼は私の友人であり、大好きだった」とツイッターでメッセージを送っている。
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