クリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
チリ代表のMFアルトゥーロ・ビダルが、コンフェデレーションズカップ2017の準決勝で対戦するポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウドを挑発したとして話題になっている。だが、チリ代表の関係者は誤訳による勘違いだと主張した。『ESPN』が伝えている。
チリとポルトガルは、28日に対戦する。この試合に向けてC・ロナウドについて質問されたビダルが「うぬぼれている」と話したと複数メディアで報じられた。
これが事実であれば、ビダルはC・ロナウドを非難したように見えても不思議ではない。しかし、チリ代表のマリア・ホセ・バスコンセロス氏によれば、本人の意図とは違う。
「うぬぼれ」と表現された部分は、本来「恐れるもの」と称賛を込めた意味だったと同氏は強調した。チリにおけるスペイン語とスペインにおけるスペイン語の違いが生んだ勘違いだという。
ビダルがチリのスペイン語で「恐れるもの」と発言した部分は、スペインだと「狡猾な」といった意味になるそうで、これをドイツのメディアが「生意気なヤツ」と記し、スペインでは「横柄だ」とされた。いずれにしても、C・ロナウドを攻撃するような発言となっており、称賛するような発言には見えなくなっている。
ただし、ビダルはこの取材で「バイエルン・ミュンヘンでチームメートの(ドイツ代表)ヨシュア・キミヒには決勝で会おうと話したよ」とも語っており、もちろんポルトガルに負けるつもりはない様子だ。
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