フローニンゲンへ移籍する堂安律【写真:Getty Images for DAZN】
オランダ・エールディビジ(1部)のフローニンゲンでスポーツディレクターを務めるハンス・ナイラント氏が、ガンバ大阪から獲得したU-20日本代表MF堂安律について言及した。蘭紙『DvhN』が伝えた。
フローニンゲンは23日、G大阪から1年間の期限付き移籍で堂安を獲得したことを発表。堂安もU-20W杯を通じて海外挑戦への思いが強くなり、自身の力がより発揮できるという理由からフローニンゲン移籍を決断した。
ナイラントSDは「我々は堂安が来てくれたことを嬉しく思う。その一方で、彼が我々のもとに来たことを喜んでいることも知っている」と、19歳の逸材の獲得を喜んだ。
すでに堂安はクラブの歴史や過去にプレーしたOB選手についても学んでいるようだ。フローニンゲンといえば、オランダ代表FWアリエン・ロッベン(現バイエルン・ミュンヘン)を下部組織から輩出し、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(現バルセロナ)がプレーした初めての欧州クラブであることでも知られている。
「彼はフローニンゲンの歴史を学んでいることも証明してくれている。彼はかつてプレーしたルイス・スアレスやエリック・ネフランといった主要選手の名前も知っているよ」
また、フローニンゲンは堂安獲得による日本市場開拓も視野に入れているという。「我々は、放映権契約を結びたがっている日本のスポーツマーケティング会社ともすでにコンタクトを取っている。これは非常に大きなことだ」と、ナイラントSDは明かしている。
フローニンゲンは2014/15シーズンにオランダ杯を優勝し、クラブ史上初の主要タイトルを獲得。2000/01シーズン以降は1部リーグでの戦いを続けており、2012/13シーズン以降は5年連続で7~8位でシーズンを終えている。
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