元ブラジル代表のロナウジーニョ【写真:Getty Images】
元ブラジル代表FWロナウジーニョは、かつてマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が実現に至らなかったが、その理由は「雨が降っていた」ことだったのかもしれない。元ユナイテッドのクイントン・フォーチュン氏が明かしている。
ロナウジーニョは2003年にパリ・サンジェルマンからバルセロナへ移籍した。だが同年にデイビッド・ベッカムをレアル・マドリーに放出したユナイテッドも、その穴を埋めるためロナウジーニョを獲得することを望んでいたという。
当時ユナイテッドに所属していた元南アフリカ代表のフォーチュン氏は、ロナウジーニョがユナイテッドの施設を見学に訪れた日のことをクラブ公式サイトのインタビューで振り返っている。
「ロナウジーニョを連れてきたのは、時期が良くなかったと思う。彼がマンチェスター空港に到着した時には雨が降っていたからだ。夏は夏でも、正しい日を選べていれば、話は違っていたかもしれないね」
イギリスは欧州の大陸部に比べて天気が悪いとされ、その中でもマンチェスターは雨が多いとして有名。陽気なブラジル人選手に与えた第一印象の悪さが、移籍先の決断に影響したということもあるかもしれない。
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