広州恒大のパウリーニョ【写真:Getty Images】
中国の広州恒大に所属するブラジル代表MFパウリーニョの獲得を狙うバルセロナは、移籍金として約2500万ユーロ(約31億円)を提示することを考えているという。26日付のスペイン紙『スポルト』が伝えている。
2015年にトッテナムから広州へ移籍したパウリーニョは、中国やブラジル代表での活躍で以前より評価を高めてきた。バルサから関心を示されていることは本人も認めているが、中国での現状に満足しているとして、オファーを受け入れるかどうかについては迷っている様子を見せている。
パウリーニョと広州恒大の契約には4000万ユーロ(約50億円)の契約解除金が設定されているとのことだが、バルサにはその満額を支払うつもりはないようだ。獲得資金としては最大2500万ユーロを想定しているという。
パウリーニョが広州恒大にとって欠かせない存在であり、広州恒大が売却益を必要としているわけでもないため、必ずしも獲得交渉は容易ではないとの見方も伝えられている。中国では7月14日で夏の移籍市場が閉まることから、引き抜きを実現させるとすれば今後2週間ほどで決着させる必要がありそうだ。
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