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イブラ&シメオネの強烈タッグが来季実現!?怪我の離脱期間が追い風に

text by 編集部 photo by Getty Images

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アトレティコ・マドリー移籍の可能性が浮上しているFWズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】

 今季でマンチェスター・ユナイテッドとの契約が切れる元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、来季からアトレティコ・マドリーの一員としてプレーする可能性が浮上している。スペイン紙『マルカ』など複数メディアが伝えた。

 FIFAによる選手登録禁止処分を受けているアトレティコは、チェルシー退団を望んでいるスペイン代表FWジエゴ・コスタやリヨンのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットの獲得交渉に苦戦している。来年ロシアで行われるW杯への出場を見据える両者からすれば、処分が解禁される1月までプレーができないことは大きな障害となっているのだ。そこで白羽の矢が立ったのは、数々のリーグタイトルを獲得してきた熟練FWズラタン・イブラヒモビッチであった。

 今年4月に行われたヨーロッパリーグ準々決勝のアンデルレヒト戦で負傷し右膝前十字靭帯断裂と診断されたイブラヒモビッチは、全治8ヶ月の戦線離脱を強いられている。同選手にとっては今季でクラブとの契約も切れ、怪我を負った状態で新天地を探さなければいけないこの状況は最悪のものとなっている一方、1月までプレーできないことを厭わないFWの選手を探しているアトレティコにとってはこの状況はむしろ好都合なものとなっている。もしアトレティコに加入するとなれば、開幕から1月までの間をじっくりと怪我の治癒に専念する期間に当て、その後満を持して2009/2010シーズンのバルセロナ時代以来8シーズンぶりのリーガエスパニョーラ復帰を果たすこととなる。

 現在すでに35歳とベテランの域に達しているイブラヒモビッチ。今季はリーグ戦17得点をマークするなどまだまだ第一線でやれる気配はあるが、果たしてディエゴ・シメオネ監督のアグレッシブなスタイルにはフィットすることができるだろうか。

【了】

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