2016/17シーズンにはチャンピオンズリーグ決勝を戦ったユベントス【写真:Getty Images】
欧州主要国の中で、他クラブへレンタルに出している選手も含めて最多の選手を保有しているクラブはイタリア王者ユベントスであり、その人数は68人にも上るという。仏誌『フランス・フットボール』が25日に伝えている。
2016/17シーズンには合計27人の選手を公式戦に起用したユベントスだが、保有権を持つ選手はそれだけではない。セリエAの他クラブや下部リーグなどを中心に多くの選手がレンタルに出されている。シーズンを終えて一旦ユーベに戻る選手も多いが、大半は再び他クラブでプレーすることになりそうだ。
保有選手が多いクラブの上位はイタリア勢が独占しており、アタランタが66人でユーベに次ぐ。インテルが58人、ローマが54人、ジェノアが50人で続いている。
イタリア勢に次いで多くの選手を抱えているのはチェルシーの42人。イングランドのクラブではマンチェスター・シティ(36人)やアーセナル(33人)、リバプール(31人)などがそれに続く。
スペインやドイツのクラブは保有人数が比較的少なく、それぞれアトレティコ・マドリー(33人)とボルシア・ドルトムント(34人)が国内最多。レアル・マドリーとバイエルン・ミュンヘンはともに28人であり、バルセロナに至ってはわずか23人の少数精鋭となっている。
とはいえ、国ごとにシステムや習慣が異なるため単純に比較すべきではないかもしれない。若手をレンタルに出すことが多いイタリアに対し、スペインやドイツでは下部リーグで戦うBチームが存在し、そちらに所属している若手選手も多い。
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