ミランのジャンルイジ・ドンナルンマ【写真:Getty Images】
ミランのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが、SNSでの投稿をめぐって大きな騒動を引き起こしている。アカウントがハッキングされたと主張し、インスタグラムのアカウントを閉鎖する事態となった。
ミランの守護神として今後長年にわたってゴールを守ることが期待されていた18歳のドンナルンマだが、残り1年となった契約の延長に向けた交渉が合意に達しなかったことが先日クラブから発表された。この夏に他クラブへと移籍する可能性も高まり、ミランファンからは失望や非難の声が集まっている。
ドンナルンマが契約延長を拒否するにあたっては、敏腕代理人として知られるミノ・ライオラ氏の意向が大きく影響したのではないかとの見方もある。残留を望むファンはドンナルンマに対して代理人を替えるよう要求していたが、ドンナルンマは25日に自身とライオラ氏のハッシュタグとともに「昨日、今日、そして明日!!」とツイートし、代理人を支持する姿勢を示した。
だがその数時間後、インスタグラムのドンナルンマのアカウントには、態度を改めたとみられるコメントが投稿された。「今日のツイートが大きな騒ぎを引き起こした。僕の望んでいたことではないし、謝りたいと思う」と述べられていた。
さらに、ミランとの契約延長に向けて歩み寄る姿勢も示された。「ミランとサポーターへの僕の強い愛情を強調したい。(U-21)欧州選手権が終わり次第、家族・代理人とともにクラブと会談し、契約延長について話し合うことを約束する」という内容だった。
しかし、そこからまた事態は急展開を見せる。ドンナルンマはツイッターとインスタグラムで、「アカウントがハッキングされた。ソーシャルを閉じる」というコメントを投稿。上記の投稿も含め、ドンナルンマのインスタグラムのアカウントはその後閲覧不可能な状態となっている。
ハッキングされたという主張が事実であるかどうかにかかわらず、ドンナルンマはミランとの契約延長交渉に臨む意志を否定した形となる。大きな騒動に発展した若きGKの去就問題はどのような結末を迎えるのだろうか。
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