フットボールチャンネルの次世代サッカー情報番組『F.Chan TV』。第53回に、実況アナウンサーの倉敷保雄氏、解説者の玉乃淳氏がゲストとして登場した。
番組では、6月20日にカンゼンから発売されたアトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督の自叙伝『信念〜己に勝ち続けるという挑戦〜』の発売を記念し、同監督のこれまでのキャリアを振り返った。
シメオネは、選手としても監督としても世界のトップレベルで活躍を続け、「試合とは“戦争”であり、ライバルを“殺す”必要がある」ということを信条とするほど、情熱に溢れる人物である。
もちろん「比喩的な意味」ではあるが、このあまりに衝撃的な台詞に「よく素直に言えるな(笑)」と玉乃氏。
「元々ガビやサウール、トーレスなんて、育ちの良いお坊ちゃんでなよなよしい選手だったのが、彼が就任してからはもう“戦士”ですよ。シメオネに触発されて。監督がこれだけの気持ちだと、選手もこう(戦士のように)ならざるを得なくなりますよね」
フットボールを戦争に例え、プレーヤーを“戦士”へと変えてしまうシメオネの監督術。彼は具体的かつ明確な言葉で、選手たちの覚悟を引き出している。
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