マンチェスター・シティのセルヒオ・アグエロ【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)はモナコのフランス代表FWキリアン・ムバッペの獲得を狙いつつ、獲得に失敗した場合の「プランB」も準備しているという。24日付の仏紙『パリジャン』が伝えている。
18歳にしてモナコの躍進に大きく貢献する活躍を見せたムバッペに対しては、特にレアル・マドリーが獲得に向けた熱心な動きを見せていると報じられている。だがPSGも、国内のライバルクラブで頭角を現した新星の引き抜きを画策しているという。
『パリジャン』によれば、PSGはムバッペ獲得を最優先の目標としているが、1億4000万から1億5000万ユーロ(約174~187億円)が必要とも言われる移籍金やマドリーとの争いなどにより、必ずしも獲得が容易な状況ではない。そこで、代案としてマンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロにも目を向けているとのことだ。
シティのエースストライカーとして活躍してきたアグエロだが、ジョゼップ・グアルディオラ監督との関係悪化の噂や新戦力ガブリエウ・ジェズスの加入などにより、必ずしも立場は安泰ではないとみられる。現在の市場価値は6000万ユーロ(約74億7000万円)ほどだとされており、PSGにとってはムバッペに比べて「リーズナブル」な価格で獲得可能な選手となりそうだ。
PSGのもう一人の新戦力候補として、レアル・マドリーのウェールズ代表FWガレス・ベイルの名前も挙げられている。マドリーはムバッペを獲得するために「BBC(ベイル、クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ)のうち一人を放出すると約束した」とも報じられており、PSGはマドリーとのムバッペ争奪戦に敗れた場合にはベイル獲得の望みが出てくるかもしれない。
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